2013年8月25日日曜日

教育×ITベンチャー「mana.bo」でインターンして

7月中旬から約1ヶ月は、mana.boというEdutech系ベンチャーの会社で働いていました。
EdutechというのはEducationとTechnologyをかけ合わせた造語で、シリコンバレーでは2011年までの4年間で投資額が4倍になった注目されている分野です。


サービス概要などは以下のページを。簡単に言うと、学生が自習中にわからない問題に当たったときにスマホから文章や写真で問題を投稿すると、答えられる大学生がスマホやパソコンの画面を共有して指導にあたる、というものです。

公式ページ
http://mana.bo/
今年2月の社長インタビュー
http://time-space.kddi.com/mugenlabo/20130213/
今年4月の記事
http://edtech-media.com/2013/04/15/edtech-japan-pitch-festival-vol-2-レポート3-mana-bo代表取締役社長-三橋-克仁氏/
既存の教育企業目線で見た最近の産経新聞の記事
http://www.sankeibiz.jp/business/news/130823/bsj1308230900000-n1.htm

目的意識

1.大学院3年目であり、9月は海外に行くので少しでもお金を稼ぎたい
これはそのままです。

2.「事業の立ち上げ」現場に入りたい
将来的にどこの分野で働くにしろ、新しい事業を起こす力が必要だと漠然と思っていました。DeNA南波さんの「不格好経営」の中で「新規事業やりたいなら事業会社に勤めなさい」という趣旨があり、コンサルのみならずベンチャーでのインターンもしたいと思いました。

余談ですが、結果的にここ1年で戦略コンサル/投資銀行の投資銀行・マーケット・リサーチ各部門/ベンチャーでのインターンを経験したことになります。もちろん期間は短く、インターンというより説明会という感のものもありましたが、勉強になりました。今考えれば、アセマネも見ておきたかったです。

3.熱く一つのことに打ち込みたい
大学時代の学生団体で仲間と目標を目指す、という経験をして、大学院に入ってから大学時代と同じ熱量でそういった経験ができていなかったので、それをもう一度短い期間でもやりたいという気持ちがありました。

4.来年4月から働くに向けて、「フルタイムで仕事するとは」を体感してつなげたい
やはり超短期ではなく数週間をとり、ほぼ毎日働いてこそわかるものがありました。

結果的に感じたこと

1.どの分野でも仕事ができない(専門性が無い)。
雑用…ケアレスミスが多すぎる。印刷の向きなどで無駄になった紙の枚数、判子を押してもらうために渡したあとで修正を求められる書類の記載ミスの数は数知れず。

営業…敬語が使えなく、まともな営業ができるレベルではない。

何かバックオフィス系?…法務関係は無理。労務も然り。

財務…たかだか大学でコーポレートファイナンスの授業をとって、投資銀行のインターンに行ってみて財務諸表がちょっとわかったり、D/Eレシオ、手元流動性、とか言っても何の役にも立ってない。(それにベンチャーのファイナンスは全然違う)

もちろんIT系の知識・スキルがあるわけでもない。

つまり今の自分は全く使い物にならないことがよくわかりました。どこでも戦力にならない。雇ってもらえるかと言われたら否。自分が社員だったら絶対自分は雇いません。逆に、4月から働かせてもらえる会社に感謝するとともに、早く使える人になろうと思いました。


2.体力が無い。
最後まで働いた日はほぼ終電帰宅でした。
コンサルや投資銀行のインターンに参加したときも感じましたが、体力がない。
さらにいえば、体力がないなりに体力をセーブするための行動がとれない。
具体的には、一日働いて帰るとすぐに寝られない・寝つけない。結果寝不足になってパフォーマンスが落ちるあるいは寝過ごす。という悪循環。ここを律して・仕組みづくりをして、パフォーマンスを出さないといけないです。来年から社会人になるにあたって学生基準をそろそろ社会人基準に直していかないといけません。


3.仕事の進め方がひどい。
上司と話す際には「どうしましょうか」ではなく、「(理由付きで)こうしようと思うんですが」と聞く、

全体での仕事を俯瞰して洗い出し優先順位をつけて、他の人の仕事を手伝うなら手伝う、人に聞くなり頼るなりしないといけないところは早めに進めて投げておく、

などなど、書いてみれば当たり前ですが、トライアンドエラーを繰り返してひたすらエラーしてた1ヶ月だったような気がします。

印刷ミスで消えていった紙代・自分が上司から奪った時間などのマイナス分を差し引いて、給料に見合う価値を出していたかというと疑問、恐縮です。

終わりに

目的意識と終わって感じたことを書きましたが、なぜmana.boを選んだのかと言われれば、目的意識に加えて、友人が以前働いていたこと、面談で社長に惹かれたこと、事業内容に魅力を感じたことも挙げられます。

社員さん4人の優秀さ・お人柄も素晴らしく、特に社長の三橋さんはBoston Consulting Group, Goldman Sachs, Arthur D. Littleの内定を辞退して起業されているだけあって非常に優秀で、さらに人間的にも素晴らしいです。以前から働いているインターン生も年下ばかりですが、見習うところばかりで、勉強になりました。

感じたことはこれら大きく3つ反省ですが、これから、また4月以降に就職して、少しでも使える人間になろうと思います。10月以降も手伝うことを期待され、来年4月から働き始める会社のことを冗談でも「出向先」と言ってもらえたことは嬉しかったです。単純・純粋に、少しでも力になりたいと思います。

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